【20代の貯蓄】平均金融資産額は179万円。約4割が金融資産ゼロ
実際に20代はどれくらいの金融資産を保有しているのでしょうか。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」によると、20歳代の平均金融資産額は179万円で、中央値は20万円でした。
ただし、この数字には金融資産を保有していない世帯(39.0%)も含まれています。また、ここでいう金融資産とは「運用または将来の備え」がゼロの世帯をいい、いわゆる預貯金残高とは異なります。
金融資産を保有している世帯の内訳を見ると、金融資産が「100万円未満」が26.6%と最も割合が高く、次いで「100万円以上200万円未満」が11.5%、「200万円以上300万円未満」が4.1%。金融資産300万円未満で約4割を占めています。
また、少数派ではありますが金融資産を1000万円以上保有している世帯もあり、社会人になってから着実に貯蓄を増やしている20歳代もいるようです。
ただし、金融資産を保有していない世帯は39.0%。すでに20代にして、金融資産の保有額に二極化の兆候が見えつつあります。