事務職の平均給料はいくらか

人事院の「民間給与の実態(令和3年職種別民間給与実態調査の結果)」を参考に、事務職の平均給与について見ていきます。

まずは事務職のうち、肩書では一番下である「事務係員」を見ていきます。

事務係員の平均支給額(時間外手当を含む)

出所:人事院「民間給与の実態(令和3年職種別民間給与実態調査の結果)」

  •   ~20歳:20万1245円
  • 20~24歳:25万70円
  • 24~28歳:29万6540円
  • 28~32歳:32万9768円
  • 32~36歳:35万1097円
  • 36~40歳:35万6956円
  • 40~44歳:35万4416円
  • 44~48歳:35万8666円
  • 48~52歳:36万8688円
  • 52~56歳:38万643円
  • 56~歳:37万6757円

計  (36.9歳):33万7505円

全年齢の平均は33万7505円でした。実際には年齢によっても変わるので、「同じ年代の人の平均」が気になる方は年代別に確認してみましょう。

では役職がつくと相場も変わるのでしょうか。今度は「事務課長」の給与を見ていきます。

事務課長の平均支給額(時間外手当を含む)

 

出所:人事院「民間給与の実態(令和3年職種別民間給与実態調査の結果)」

  • 24~28歳:40万3371円
  • 28~32歳:49万7640円
  • 32~36歳:56万6513円
  • 36~40歳:61万5831円
  • 40~44歳:59万9080円
  • 44~48歳:59万2523円
  • 48~52歳:59万8881円
  • 52~56歳:61万8589円
  • 56~歳:61万2450円

計  (49.5歳):60万4032円

課長級ともなると、平均年齢は49.5歳にまであがります。そのため合計の平均額も60万4032円にまであがりました。

ボーナスを考慮しない場合、事務係員の年収は約405万円、事務課長の年収は約725万円ということになります。

ボーナスがある会社ではこれ以上の年収が平均ということになりますね。ただし冒頭でお伝えした通り、事務職にも様々な種類があります。

貿易事務などは一般的に給与が高くなっているため、こうした給与が平均を引き上げている可能性はあります。