高所得者貧乏にならないためにできること
「稼いだお金を何に使おうが、個人の勝手だ」と言われてしまえばそれまでです。しかし、「今さえ良ければそれで良いのか」ということについてはしっかりと考えるべきでしょう。
長い目で人生をみると、転職や子育て、老後などまとまったお金が必要になるタイミングがあります。
上記のようにライフプランを想定した上で、具体的にマネープランまで考えましょう。
- いつまでその収入をキープできるのか(夫婦共働きか専業主婦(主夫)か、雇用形態はどうするか)
- 将来のこと(教育費や老後資金など)は具体的にいくらかかるのか
- 万が一のとき(病気や介護が必要になった場合など)はどうするのか
少なくともこれらに対して、一度真剣に考えてみてはどうでしょうか。
お金は、稼いで使うだけではありません。何かあったときに自分を守ってくれる支えでもあります。
高い収入があるからこそ、貯蓄だけでなく運用を取り入れるなどして、さまざまな方法で将来に向けた資産形成もできるでしょう。
今と将来のバランスを見極め、双方で豊かな生活が送れるように工夫してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 総務省統計局「家計調査(2020年度)貯蓄・負債編二人以上の世帯詳細結果表」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和3年調査結果」
荻野 樹