4. 【年金の天引き】平均的な金額を世帯ごとに確認
ここまで年金から天引きされる金額や受給額を見てきましたが、皆さんどれくらい天引きされるか気になりますよね。
総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」より、二人以上世帯と単身世帯の1カ月の平均額を確認しましょう。
4.1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(社会保障給付21万6519円)
- 直接税:1万2109円
- 社会保険料:1万8529円
21万6519円-(1万2109円+1万8529円)=18万5881円
4.2 65歳以上の単身無職世帯(社会保障給付12万470円)
12万470円ー(6056円+6158円)=10万8256円
社会保障給付(年金収入と考えられる)から直接税と社会保険料を引いた結果も試算しています。
夫婦世帯は年金は21.6万円台ですが天引きされると18.5万円、単身世帯は年金12万円が10.8万円になりました。
この差を見ると前もって天引きされる金額を知っておく大切さがわかります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)