将来に向けた対策を
今回は年金から天引きされるお金について見ていきました。
所得税、住民税ともに税を通じて公共サービス、公共施設の利用ができるため、税金は人が社会の中で生活する「社会参加のための会費」と考えられますね。
そして社会保険料は「保険給付を受けるために」納めているため、病気や怪我になった時でも一定は安心です。社会保険があるからこそ誰でも大きなお金がかかる心配をせずに、治療が受けることができ、介護の負担を抑えることができるようになりました。
ただし、どれも生きていくことへの最低限の保障となります。暮らし方、お金のつかい方、健康状態など、どれをとっても人それぞれ違いがありますね。
これからのライフプランを考え、現役時代の収入と将来の年金の収入の差を早く知り、自身の生活水準では老後資金が不足しそうだと感じる場合には資産形成が必要となります。
つみたてNISAやiDeCoの制度、資産運用の方法はいろんな選択肢があります。自身のライフプランに合う選択肢を見つけて、いち早く始めていきましょう。
参考記事
齋藤 英里奈
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/1級FP技能士/宅地建物取引士
龍谷大学経済学部を卒業後、三菱UFJ信託銀行株式会社に入社。おもに富裕層顧客向けに、投資信託、生命保険を活用した資産運用の提案、資産承継に関するコンサルティング営業に従事する。豊富な金融知識を活かし同社のトップテラーとして活躍、1000世帯以上の資産運用に関する相談業務経験をもつ。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。顧客の潜在的なニーズを汲んで、最良の方法を提案することが強み。1級FP技能士、宅地建物取引士、一種外務員資格を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)