人生100年時代を迎えている今日。退職後の老後の生活は長くなり、その間の生活費をどうやって確保していくかは、多くの人にとって共通の不安でしょう。

昨今はリタイア後も働く人は増加しており、定年後も働いて貯蓄を進めることも珍しくなくなりました。

そこで気になるのが、定年後の働き方。日本労働組合総連合会(連合)の「高齢者雇用に関する調査2000」の結果から、具体的な勤務時間やお金事情についてチェックしていきましょう。

定年後の適切な平均給与「16.8万円」に

同調査は、1ヶ月あたりの賃金(税込)はいくらが適切だと思うかを聞きました。それによると、「5万円~10万円未満」(20.9%)や「10万円~15万円未満」(20.2%)、「15万円~20万円未満」(15.4%)などに回答が集まり、平均は16.8万円でした。

出所:日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」

5~15万円がボリュームゾーンではあるものの、求める給与額にはばらつきがあることがわかります。