日本で最も多い年収帯はいくら?

では、先ほどの資料より日本で最も多い年収帯を確認していきます。
全体では「300万円超400万円以下・913万人(17.4%)」「200万円超300万円以下・814.2万人(15.5%)」「400万円超500万円以下・764.3万人(14.6%)」の順で、年収300万円台の人が多い結果となりました。

男性は「300万円超400万円以下・538.1万人(17.5%)」「400万円超500万円以下・531.1万人(17.3%)」「500万円超600万円以下・413.8万人(13.4%)」。

女性は「100万円超200万円以下・508.1万人(23.4%)」「200万円超300万円以下・461.7万人(21.3%)」「300万円超400万円以下・374.9万人(17.3%)」と、全体的に男性に比べると年収が低くなっています。

同調査によると、日本の平均年収は平均433万円。正規・非正規ごとに、平均給与を男女別で確認しましょう。

正規

平均給与:496万円

  • 男性平均:550万円
  • 女性平均:384万円

非正規

平均給与:176万円

  • 男性平均:228万円
  • 女性平均:153万円

平均年収で見れば、年収600万円は平均より上であり、中流階級ともいえるでしょう。

ただし年収は年齢によるところも大きく、男性であれば45~59歳で平均年収600万円を超えます。

業種によっても異なり、平均年収で600万円を超えるのは「電気・ガス・熱供給・水道業(715万円)」「金融業・保険業(630万円)」「情報通信業(611万円)」。

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

年収600万円以上を目指すには、年齢や業種、また企業規模などによってもかなり差があることがわかります。