【ドラレコ選び ポイントその2】カメラの撮影範囲

ドライブレコーダーは商品により、画角や撮影範囲が異なります。カメラにはさまざまな種類がありますが、大きく分けて3種類をご紹介します。

1.フロントカメラタイプ

前方のみを記録できるスタンダードなタイプ。本体とカメラが一体になっているタイプが多く、シンプルな構造が特徴です。

2.前後方2カメラタイプ

前方と後方の2つのカメラで映像が記録できる人気のタイプ。後方から追突されたり、あおり運転されたりした場合、フロントカメラタイプでは証拠として残せません。

しかし、前後方2カメラタイプを取り付けを行えば、後方の映像も残せます。フロントカメラタイプと比較して高価ですが、より安心できます。

3.全方向360度カメラタイプ

フロントガラスに設置したカメラから、前方・側方・後方の全方位が記録できるタイプ。また、車内や後部座席の映像も録画できるため、他のドライブレコーダーより死角が少ないことが特徴です。

しかし、上部の撮影が苦手なモデルが多く、後方に関しては車内越しの映像になってしまうため、信号機が映らなかったり、後方の細かな撮影が厳しかったりするというデメリットがあります。

車内で起きたトラブルを撮影する、2台目のドライブレコーダーとしておすすめです。

【ドラレコ選び ポイントその3】車のナンバーを認識できる「フルハイビジョン」以上がおススメ!

事故やトラブルに巻き込まれた場合、ドライブレコーダーを備えていても、画質が悪く重要な情報が確認できなければ証拠にならない可能性があります。

購入する際は、車のナンバーが問題なく認識ができる「フルハイビジョン(フルHD 1920×1080画素)」「有効画素数200万画素」以上のモデルを選びましょう。

【ドラレコ選び ポイントその4】フレームレートは「LED信号機に対応」か

ドライブレコーダーの映像は、1秒間に何十枚もの画像を繋げて、漫画のように組み合わせたものです。フレームレートの数字が大きくなるほど、映像が滑らかになります。市販品で多いフレームレートは30fpsです。ただし、LED信号対応か必ず確認しましょう。

LED信号機は、目で認識できない速度で点滅を繰り返しています。LED点滅の周期と、フレームレートの周期が合致してしまうと、信号機の点灯が認識できません。

信号機の点灯が認識できないと、事故などの証拠映像として不十分な可能性があります。

LED信号に対応しているタイプであれば、信号機の色が証拠映像として確認できるので安心です。

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また、東日本と西日本では周波数が異なるので、LED信号に非対応の場合、東日本で信号機の点灯が確認できていても、西日本では点灯が確認できない場合もあります。そのため、LED信号に対応しているモデルを選ぶことをおすすめします。