苔玉の作り方
- 乾燥水苔を水に浸して汚れを落とし、軽く絞っておきます。ケト土と赤玉土は1:2程度の割合で混ぜ、水を少しずつ加えてこねていきます。耳たぶくらいの硬さになったら丸めて窪みを作り、茶碗型に成形しましょう。
- 次に、ポットから外して土を軽く落とした植物を成形した土の中に入れ、植物の根を包むようボール状に形を整えます。苔玉が自立するよう、少し底面を平らにしておくのがポイント。
- 最後に、できあがった玉に苔を押さえつけながら張り付けていきます。苔を貼り終えたら、苔玉のまわりに木綿糸を20周ほど巻き付けて苔を固定しましょう。
もっと簡単に作りたい方は、100均などで販売されている「成形済み苔玉」や「モスボール」を使ってもよいでしょう。
成形済み苔玉を使うときの作り方
- 水に成形済み苔玉を5~10分ほど浸し、中の枝やワラなどを取り除く
- 次に、植物をくぼみに入れ、隙間に培養土を入れて植物を安定させる
赤玉土を使用しないため、通常の苔玉よりも湿度が高くなります。水をやりすぎて過湿にならないよう気を付けましょう。
苔玉の育て方
苔玉の置き場所
風通しがよく、直射日光が当たらない明るい室内がベストです。日が当たらず風通しが悪い場所に置くと、苔玉にカビが生える恐れがあります。カビが生えてしまったら、柔らかい布に木酢液をつけて優しく拭き取りましょう。
水やり
苔玉は保水性に優れているため、加湿になると植物が根腐れを起こして枯れやすくなります。水やりは苔が乾いてきたときに、たっぷりと与えるようにしてください。
水やりのタイミングは、苔玉を持ったときに軽く感じたとき。内部の水分が蒸発して、乾燥している目安になります。
じょうろや霧吹きで水をかけてもいいのですが、おすすめは水を入れたバケツに5~10分ほど浸す方法。水やりの頻度は春~秋が3日に1回、夏場は1~2日に1回、冬場は5日~1週間に1回が目安です。