ソフトバンクグループの株価を押し上げた要因とは

ソフトバンクグループの株価を押し上げた大きな要因のひとつは、米国株の上昇と考えられます。

2022年3月中旬以降、米国株は強い動きを見せました。

背景には、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ消化や、ロシアのデフォルト(債務不履行)の可能性を巡る懸念の後退、ロシア・ウクライナ情勢を巡って停戦交渉が進展しているという期待などが挙げられます。

また、原油高の一服を背景にインフレ高進を巡る懸念が和らいだことも寄与したと推察できます。

ソフトバンクグループは多くの米国株に投資しており、その値上がり益に対する期待から、株価も反発したのではないでしょうか。

また、ソフトバンクグループが多くの株式を保有する中国アリババの株価が上昇したことも、貢献した可能性が高いです。

アリババの株価は、中国政府が株式市場を安定的に維持すると表明したことや、自社株買いの規模を150億ドルから250億ドルに拡大したことを背景に、大きく値上がりしました。

これらの要素が、ソフトバンクグループの株価を押し上げたのではないでしょうか。