サッカーW杯よりも大金が動くUEFAチャンピオンズリーグ
つまり、かりにグループリーグ(全6試合)に全勝した上でタイトル獲得まで行けば、獲得賞金はいくらになるのでしょうか。
- グループステージ進出:1564万ユーロ
- グループステージ全勝:280万ユーロ×6試合=1680万ユーロ
- 決勝トーナメント1回戦進出:960万ユーロ
- 準々決勝進出:1060万ユーロ
- 準決勝進出:1250万ユーロ
- 優勝:2000万ユーロ
合計:8514万ユーロ
およそ8514万ユーロ(約113億2362万円)を手中に収めることができるのです。
2018年W杯ロシア大会の優勝国・フランスが手にした約45億円と比べても、その額は格段に高いことがわかります。
加えて、「ヒストリカル・ランキング」という直近の過去10年において収めた成績に準じて配分され、さらには「マーケット・プール」というTV放映権料の総額3030万ユーロ(約40億円)も同様に分配されます。
さらに、チケット料収入や各スポンサーから払われるボーナスも加算されることから、優勝チームが受け取る賞金総額はさらに増えることになります。
イタリアの名門・ユベントスは今年1月、8000万ユーロ(ボーナスを含む)を投じてドゥシャン・ヴラホヴィッチ(セルビア代表。22歳)をフィオレンティーナから獲得。チャンピオンズリーグ制覇を狙った補強をしたのですが、結果はベスト16止まり。クラブ首脳は厳しい批判にさらされています。
ちなみに、この移籍市場でヴラホヴィッチを売却したフィオレンティーナは、同選手の獲得に際して約2億6千万円を投資。結果、売却益約90億円を得ています。