教育費の準備、何でしている?

中学受験をさせたい親が多い一方で、多くの方が気になるのがその学費です。

文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、幼稚園~高校までの公立・私立別の保護者が出した1年間の子ども一人当たりの学習費は以下の通り。

出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」

公立小学校は32万1281円ですが、私立小学校は159万8691円とおよそ5倍。公立中学校は48万8397円ですが、私立中学校は140万6433円とおよそ3倍になります。

auじぶん銀行の調査では、みなさんどのように教育費を準備しているのでしょうか。

出典:auじぶん銀行株式会社「子どもの教育・受験とお金」(2022年3月14日公表)

「普通預金」(59.0%)「学資保険」(42.2%)「定期預金」(30.4%)「株式」「投資信託」(ともに10.8%)と続きました。

大切な教育費ですから、安全性の高いもので確保したいですよね。やはり預金や学資保険を利用する人が多く見られました。特に普通預金は強制力が弱いところがありますから、学資保険などを併用するといいでしょう。

一方で、株式や投資信託も10%ほどおり、他に「つみたてNISA」(6.0%)「ジュニアNISA」(4.0%)「一般NISA」(3.8%)と、資産運用を行ったり、NISA制度を利用したりしている人もいるようです。

教育費として使うまでに長期間あるお金については、一部運用を取り入れてみるのも良いでしょう。

中学受験について親側の意見をみてきましたが、実際に通うのはお子さんです。お子さんの希望や気持ちを聞きながら、進路をサポートしてあげられるといいですね。

参考資料

宮野 茉莉子