2022年3月11日に行われた、株式会社フルスピード2022年4月期第3四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。 ※話し言葉に忠実に書き起こしております。

スピーカー:株式会社フルスピード 代表取締役会長 友松功一 氏

2022年4月期第3四半期決算説明会

友松功一氏:株式会社フルスピード代表取締役の友松でございます。それでは2022年4月期第3四半期の決算概要についてご説明いたします。

FY2022.3Q実績

サマリーでございます。売上高につきましては113億500万円、営業利益につきましては6億1,000万円という結果になっております。

新型コロナウイルスの影響見込

お客さまからの需要の進捗、および足下の状況についてでございます。引き続き、まん延防止等重点措置の影響等も受けまして、店舗型の集客のお客さまについては、今期は少々抑制が続いている状況でございます。一方で、eコマースやエンタメ、美容関連といったところは需要が回復してきているところでございますので、当社といたしましても、このような需要を獲得し、売上を伸ばしていくことを考えております。

FY2022.3Q

計画に対しての進捗でございます。売上高につきましては73.4パーセントでとなっております。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益につきましては、スライドに記載のとおり、いずれも90パーセント以上の数字となっております。

要因についてでございますが、売上高につきましては、各事業で引き続き順調に進捗している状況です。一方で、新規事業への投資が若干遅れているところがございまして、そちらの投資できていない分が利益を押し上げているという状況でございます。

売上高の増減分析

売上高の増減分析についてでございます。インターネットマーケティングにつきましては、前年比0.5パーセントということで若干増加いたしました。アドテクノロジー事業につきましては0.2パーセントということで、ほぼ平坦ではありますが若干微減という結果になっております。

営業利益の増減分析

営業利益の増減分析についてでございます。こちらはインターネットマーケティングおよびアドテクノロジー事業の両方とも、粗利に関しては順調に増加している状況でございます。

一方で、先ほど投資についてお話ししましたとおり、人件費および開発費を積んでおりますので、営業利益については微減ということで6億1,000万円の着地となっております。

財務体質

財務体質についてでございます。こちらは自己資本比率60.8パーセント、純資産につきましても49億円ということで、引き続き安定した財務基盤を築けているという状況でございます。

今期のグループ方針

事業の進捗についてでございます。従前からご案内しておりますとおり、当社を取り巻くインターネットマーケティングの環境は、この数年で非常に変化が起きている状況にございます。そのような中で、今期はいわゆる「クリエイターエコノミー」という、クリエイター向けの支援を活性化する事業に注力していくというところを打ち出しまして、新規事業や業務提携の推進を図っております。

取り組みの進捗状況

今期はスライドに記載しておりますとおり、「クリエイターエコノミー」を見据えた新規事業の立ち上げおよび他社アライアンスの推進というところで、後ほどご紹介いたしますが、クリエイター支援の「CO-CO-Creative」というプロジェクトをスタートしています。

さらに、NFTの発行サービスを行われているメディアエクイティ株式会社との資本業務提携をしております。あわせて、親会社でございますフリービット株式会社との共同新規事業「StandAlone」にも力を入れて取り組んでおり、事業のほうも着実に進んできている状況でございます。

アドテクノロジー①

アドテクノロジー事業の中で進めております、メディアエクイティ株式会社とのNFTの提携事業に関してご説明いたします。

最近はSNSや新聞でも「Web3.0」という言葉が出始めてきております。そのような中で、ファンとのつながり、ファンコミュニティという面においても、これまでのSNSを使った発信側と閲覧側というような関係性ではなく、デジタルコンテンツをファンの方が所有する、ないしは所有するコンテンツの中でコミュニケーションを取っていくというような新しいコミュニケーションや、ファンとの繋がりを作っていくといったところで、当社としても事業に注力してまいりたいと考えております。

アドテクノロジー②

そのような中で、こちらの「HEXA」というサービスの独占プロモーションも、当社の「afb」でさせていただいております。このようなかたちで、いろいろなクリエイターさんが、より活発にファンの方とのコミュニケーションを取ったり、自身で作られたデジタルコンテンツを販売していったりすることを、当社としても支援していきたいと考えております。

アドテクノロジー③

NFTの市場につきましては、スライドの表にございますとおり、かなり急速に市場が伸びている状況でございます。当社といたしましても、市場の拡大に一部で寄与しつつ、今後もクリエイターさんの支援に力を入れてまいりたいと考えております。

インターネットマーケティング①

続きまして、インターネットマーケティングセグメントでの進捗でございます。こちらもスライドに記載しておりますとおり、昨年末になりますが、「CO-CO-Creative」という名前でクリエイターさんや、これからクリエイターになっていこうという方の独立や発信を支援していくプロジェクトをスタートいたしました。

今後、「CO-CO-Creative」のプロジェクト出身で、SNSなどでいろいろな活躍をしていける方が出てくればというところもありますし、当社としてもそのような方を支援していくところに力を入れてまいりたいと考えております。

インターネットマーケティング②

こちらは「YouTube」の広告になりますが、特に当社の取引しているお客さまについては、成果に関してシビアにご覧になる方も多くいらっしゃいます。そのようなお客さまのニーズを取り込むというかたちで、成果報酬型の「YouTube」広告のサービスというものを開始しました。このようにして、多種多様なお客さまのニーズも取り込んでまいりたいと考えております。

以上、2022年4月期第3四半期の決算概要についてご説明させていただきました。どうもありがとうございました。

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