貯蓄手段の工夫を考える
貯蓄方法としては、「毎月一定額を積み立てる+ボーナスの一部を貯める」というご家庭が多いのではないでしょうか。人生三大支出による負担も大きいですから、一部に運用を取り入れるのもいいでしょう。
運用にリスクはありますが、買い付ける時期を分散させることでリスクをある程度抑えることができます。「毎月一定額を積み立てる」部分について、貯金以外にいま話題のつみたてNISAを利用して、投資信託などを取り入れていくのもいいでしょう。
たとえば「月3万円・年利3%・20年間」で積み立てることができれば、20年後には約984万円(元本720万円)です(金融庁「資産運用シミュレーション」にて試算)。利息に利息がつく複利の力で利益が期待できるのですね。つみたてNISAなら通常運用益にかかる20.315%の税金も非課税です。
値動き等のリスクはありますし、投資対象によてもパフォーマンスは変わるので、しっかり調べた上で検討すると良いでしょう。子育てをしながら貯蓄を増やす方法について、ご夫婦でよく話し合ってみてくださいね。
参考資料
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 日本政策金融公庫「令和2年度『教育費負担の実態調査結果』」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
宮野 茉莉子