リタイヤ後の「暮らしとお金」を今からイメージしてみる

ここまで、年収400万円台世帯の貯蓄事情を紐解いてきました。

住宅ローンや教育費など、避けては通れない支出を工面しながら貯蓄をしている世帯もある、ということが見えたのではないでしょうか。

早い方では30代ぐらいから将来のお金(老後)のことも気になるという方も多いかもしれません。年収400万円世帯の貯蓄の6割以上が預貯金であることもわかりましたが、残念ながら現在では預貯金で老後に向けてお金を効率的に増やすことが難しい時代です。

そこで、お金の一部を「現在(いま)から」「老後」へシフトしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。つまり、資産運用を活用しながら効率よくお金を増やしていくことです。

老後の生活に必要な資金に決まりはありません。思い描く理想のセカンドライフも人それぞれです。ぜひこの機会に、定年退職後の生活をイメージして必要な資金を計算してみるとよいかもしれませんね。

公的年金や退職金で足りないことが分かれば、いまから老後資金を積み立てていくことで、その不足分をある程度カバーできる可能性もあります。

おうち時間を充実させるためにも、一度「資産の整理」をしてみませんか。

参考資料

吉田 奈都子