11月~4月の花が少ない時期に咲くプリムラ・ジュリアンは、パッと目をひく原色がとてもあざやか。

冬の寄せ植えにもとても重宝しますが、春にかけてもまだまだ十分楽しめます。

今回はプリムラ・ジュリアンについて、その特徴や育て方、寄せ植えのコツを紹介します。

プリムラ・ジュリアンの特徴

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  • サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)
  • 多年草(一年草扱い)
  • 原産地:ヨーロッパ
  • 参考価格:150~300円前後(ポット苗)

プリムラ・ジュリアンはプリムラ・ポリアンサともいい、毎年花を咲かせてくれる多年草。ただし夏の暑さに弱いため、夏越しできず一年草として扱われていることがほとんどです。

古くから品種改良が進められた結果、プリムラは世界で約500種以上あるとも言われています。プリムラの他の仲間には、プリムラ・オブコニカ、プリムラ・マラコイデスなどがあります。

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草丈は10~20センチと小ぶりですが、原色の鮮やかな花を咲かせる品種が多いのが特徴で、遠くからでもはっきりとわかる存在感のある草花です。花弁の形もさまざまで、桜のような浅い切れ込みが入っているもの、バラのように咲く品種もあります。

開花期が長く、彩りの少ない冬に何度も花をつけ、ガーデナーを楽しませてくれる貴重な花です。寒さに耐性があり、丈夫なので初心者でも育てやすいのも嬉しいところです。