イチローのCMや、野球球団で親しみのあるオリックス(8591)。

街中ではレンタカーやカーシェアなどのサービスも目にします。

いろいろな事業を手掛けるオリックスですが、今回はその事業内容について解説していきます。

オリックスの運営する事業を解説

オリックスの東証の業種分類は「その他金融業」であるものの、事業の幅は非常に広いです。

オリックスグループは、同社、連結子会社888社、関連会社134社から構成されており、グループ全体では1000社以上の構成となります。

1964年にリース事業からスタートし、現在は法人金融、産業/ICT機器、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資・コンセッション、銀行、生命保険など多角的に事業を展開しています。

オリックスの事業

出所:オリックスHP

個人向けでは、生命保険や銀行、自動車関連のほか、旅館・ホテル、すみだ水族館などの運営も手掛けています。

出所:オリックスHP

また、法人向け事業のコンセッションとは、空港や道路・上下水道などの公共施設について施設の所有権を公的機関に残したまま、運営を民間事業者が担う事業形態です。

オリックスの場合は、関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)、神戸空港の運営なども手掛けています。

金融機関が空港の運営に携わるというケースは、珍しいです。

展開する事業の中にはドローンに関連するものもあり、レンタルや操作方法のレクチャーなどを提供しています。

海外展開も活発で、1971年の香港進出を皮切りに世界約30カ国・地域に拠点を設けて活動しています。