男性の年金は、老後資金の大きな柱となる場合が多い
一般的に男性の公的年金は、老後生活の大きな柱となる場合が多いでしょう。
夫婦の働き方によって加入している年金や受給額はさまざまですが、基本的には男性が会社員であったり、女性よりも収入が多かったりする傾向にあります。その場合、老後のご家庭の収入の大きな柱も、男性の年金になります。
老後資金を考える場合、まずはご夫婦で将来いくら年金を貰えそうかを確認するといいでしょう。
それにあわせて、年金だけでは老後の生活費が足りない場合、ご自身で第3の年金である「私的年金」を準備することをおすすめします。
個人年金保険やiDeCo(個人型確定拠出年金)などで老後に備える人は増えています。
たとえばiDeCoの場合、運用益が非課税になるだけでなく、毎月の掛け金が所得控除になるというメリットもあります。年金受取時には一定額まで、公的年金控除や退職所得控除の対象にもなります。自分で老後に備えられるだけでなく、税制上のメリットも大きいでしょう。
ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。万が一のときに使えるわけではないため、「老後資金」と割り切って活用するといいでしょう。運用する場合にはリスクもあるので、ご自身できちんと情報収集をして選択する必要があります。
今はさまざまな方法で老後に備えることができます。おおよその年金額を確認したら、ご自身に合った方法で、将来に備えてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子