老後生活の大きな柱となるのが「年金」です。とはいえ、国民年金と厚生年金では平均受給額に差があるもの。特に厚生年金の場合は加入月数や収入に応じて納めた保険料で将来の受給額が決まるため、個人差が大きい傾向にあります。

実際に今のシニア世代はいくら受給しているのでしょうか。国民年金と厚生年金のリアルな1カ月の受給額を確認していきます。

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国民年金と厚生年金の違いと平均額は

2階建てとなっている、日本の年金制度。

出所:日本年金機構

1階部分の「国民年金」は、日本に住む20歳以上60歳未満の方が原則加入する義務があります。ずっと自営業やフリーランスとして働かれてきた方は国民年金になります。

2階部分の「厚生年金」とは、公務員やサラリーマンなどが加入するもので、国民年金に上乗せして加入します。先ほどご説明したように、将来もらえる年金額は納付額や加入期間によって決まります。

このように国民年金と厚生年金では違いがあります。男性の平均受給額をみると、以下の通り。

  • 【男性】国民年金平均月額:5万9040円
  • 【男性】厚生年金平均月額:16万4742円

10万円以上の違いがありますね。

では、それぞれ1万円レンジごとに、男性はどれくらい年金を受給する人が多いのかを確認していきましょう。