ここ近年、軽自動車で人気のジャンルと言えばスーパーハイトワゴンと言われているジャンルです。スーパーハイトワゴンは、全高が1.7メートルを超えるほど、屋根を高く取り、軽自動車では非常に広い室内空間を実現したジャンルです。今では、軽自動車の販売の激戦区として知られており、各メーカーがしのぎを削る激戦区となっています。

数多く存在するスーパーハイトワゴンの中でも、スズキ・スペーシアは、3種類のスタイルを用意した人気の軽自動車。今回は、どのような特徴があるのか解説します。

標準仕様、カスタム、SUV仕様の3つのスタイルを持つエクステリアを用意

エクステリアは、角が丸くとったボディは、厚みを付けたボンネットに、切り立ったフロントガラスや、高いベルトラインを採用することで軽自動車でも大きさを感じるスタイリングを実現。また、サイドにはスーツケースをモチーフにしたビードやサイドドアガラスを囲んだドアにすることでワクワク感を演出しています。

スペーシアシリーズは、「スペーシア」、「スペーシア カスタム」、「スペーシア ギア」のキャラクターが違う3シリーズを用意しているのも特徴です。

スペーシアには、スーツケースのキャスターをイメージしたフルホイールキャップに、メッキグリルを採用。また、「HYBRID X」グレードの2トーンルーフパッケージ装着車には、屋根やドアミラーを塗り分けた2トーンルーフ車を用意し、ファミリーカーらしいスタイリングを実現しました。車体色は、「ライトブロンズパールメタリック」、「シフォンアイボリーメタリック」をはじめ、全8色、12パターンを設定しています。

一方で、スペーシア カスタムは、スペーシアとは違い、力強いスタイリングを採用したカスタムグレード。フロントフェイスは、ボリュームがある大型メッキグリルにLEDヘッドランプに加え、アンダーグリルやLED加飾、低く構えたサイドアンダースポイラーやリヤバンパーを採用し、迫力あるスタイリングを実現しました。車体色は、「インディゴブルーメタリック2」をはじめ、全7色、11パターンを設定しました。

そして、スペーシア ギアは、アクティブに楽しみたい人向けに、SUVスタイルを実現。丸型のヘッドランプに加え、フロントグリル、フロント・リヤバンパー、サイドドアガーニッシュはガンメタリック塗装デザインを施すことでタフなイメージを感じるデザインを実現。また、屋根にはルーフレールを標準装備しており、アウトドアイメージを重視しただけでなくキャリアやルーフボックスを装着することで実用性も重視しています。車体色は「アクティブイエロー ガンメタリック2トーンルーフ」を始め、全9色を用意しています。