スズキの「ソリオ」シリーズは、コンパクトで取り回しの良い車体と広い室内空間を両立し、後席両側スライドドアを採用したコンパクトハイトワゴン。近年の軽自動車で主流となっているスーパーハイトワゴンよりも少し大きい車体とエンジンを搭載することで、軽自動車からの乗り換えユーザーだけでなく、大型ミニバンから乗り換えるダウンサイザーにも人気のコンパクトカーです。

2021年11月にソリオシリーズは、モデルチェンジを実施し、4代目となりました。どのように進化したのか解説します。

ボディサイズを拡大し、異なるキャラクター性を持たせたエクステリア

今回登場したソリオは、先代モデルと比較し、全長80ミリ(ソリオ バンディットは70ミリ)延長を実施し、荷室床面長を100ミリ拡大することで、大きな荷室と広い室内空間を両立しました。

スタイリングは、ソリオとソリオバンディットでは、異なるキャラクター性を与えています。ソリオは、厚みを与えつつスマートなフロントフェイスに、メッキパーツを加え高級感を重視。また、サイドにキャラクターラインを与え、ダイナミックで伸びやかな表現を行っています。

車体色は新色のメロウディープレッドパールや、新設定のフレイムオレンジパールメタリックを全グレードに採用し、全8色をラインアップしました。

一方、「ソリオ バンディット」は、スマートなフェイスを採用したソリオとは違い、存在感を重視したフロントフェイスを採用しました。フロントフェイスは、ポジションランプとヘッドランプを二段構えに配置し、立体感があるフロントグリルにすることで、迫力のあるスタイリングを実現しました。

車体色は新色のグリッターバイオレットパールとメロウディープレッドパール、フレイムオレンジパールメタリックを新設定。

また、フレイムオレンジパールメタリック、メロウディープレッドパール、スピーディーブルーメタリック、プレミアムシルバーメタリックには、ルーフにブラック塗装を施したブラック2トーンルーフ仕様を設定し、全7色11パターンをラインアップとなっています。