年金生活に向けて、2022年こそ考えたいこと

年金について考えたことがない方は、今回のデータをきっかけにして、まずは自分の受給額を確認してみましょう。「ねんきんネット」でみると見込額がわかります。得られた見込額をもとに、年金だけで生活ができるのか考えてみましょう。

もし生活が厳しそうであれば、今から対策することで将来に備えられます。例えば、年収が上がるにつれて生活費も上がっている人は、退職後に一気に生活水準を落とすのが難しくなります。子どもの教育費や食費は除いて、その他の支出をやりくりする練習をしてみましょう。

また、2022年10月には厚生年金保険の適用拡大が予定されています。パート勤めの女性などは、条件を満たせば厚生年金に加入できるかもしれません。手取りは減りますが、老齢年金だけでなく障害年金や遺族年金も充実させられます。傷病手当金など健康保険面でもメリットがあるので、一度検討してみましょう。

また自分で貯蓄を増やす努力も必要です。生活防衛費や教育資金などとは色分けして、「老後資金」をしっかり準備したいですね。