まずは自分の老後をイメージしてみる
これまでご紹介してきたのは平均的な結果です。実際には年齢や職業、お住まいの地域や生活水準などによって、年金や必要な貯蓄額も変わるでしょう。
大切なのは、まず知ること。自分の老後の年金はどれくらいなのか、貯蓄はどれくらい必要なのかを考えましょう。その際はどこに住むか、セカンドライフはどのような暮らしがしたいかなどによっても変わります。
より具体的に自分の老後をイメージすることで、お金との付き合い方や貯め方についても明確な対策がとれるようになるでしょう。もしもの時の貯金として3カ月~6カ月ほど貯めたら、お金にも働いてもらう資産運用を併用するのもおすすめです。
自分だけで働いて貯めるのは、頑張りようはありますが限界もあります。情報収集をあわせることで、効率よく節約したり貯めていったりする方法を考えましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年簡易生命表の概況」
- 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集 2021年版」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省年金局数理課「公的年金受給者に関する分析 ー配偶者の状況と現役時代の経歴(就労状況)からみた 年金受給状況ー」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)」
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)
宮野 茉莉子