冬のガーデニングには欠かせないパンジーとビオラ。花の少ない冬でも元気に育ち、キレイな色の花を咲かせます。
近年は品種改良が進み、オトナっぽいニュアンスカラーや華やかなフリル形の品種も登場。選ぶ楽しさも増しています。
今回は冬の代表的な花であるパンジーとビオラについて、その基本情報や育て方、ポイントについてお伝えします。
パンジー・ビオラの基本情報
- スミレ科スミレ属
- 一年草
- 草丈:10~30センチ
- 原産地:ヨーロッパ
- 参考価格:100~300円前後(ポット苗)
品種改良が進むパンジーとビオラ。もともと冬の低温に晒されたのち春に開花する花でしたが、現在では寒い時期でも花を楽しむことができるようになっています。
また、以前は花が大きいタイプをパンジー、花が小さいタイプをビオラと呼んで区別していましたが、品種改良が進んだことで、さまざまな品種が多く出回るようになり、その区別は難しくなっています。
柔らかで華やかの印象の八重咲き、縁にフリルが入った品種や、色は水色・青・紫・黄色・オレンジ・赤・白・黒と大変カラフルな色合い。一つの花の中に複数色が混じった品種もあります。
開花時期は10月から5月頃まで。寒い時期は元気に咲く花が少ないため、冬のガーデニングにはもっぱら用いられる草花です。寄せ植えにすると、とても華やかですよ。
パンジー・ビオラの花言葉は「物思い」「私を思って」。うつむき加減に咲く姿が恋人を思う少女の姿に重なることからつけられたとも言われています。