「厚生年金」ひとりで月15万円もらえる割合は?
厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にして、厚生年金の受給額を見てみます。
厚生年金保険(第1号)平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:14万4366円
- 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
- 〈女性〉平均年金月額:10万3808円
平均が14万4366円なので、「厚生年金15万円以上」というのは「平均以上の年金を受給する人」という言い方もできます。全体では約46%ですが、男性は約65%、女性は約9%と大きな差があります。
現在年金を受給しているシニア世代での平均なので、そもそも働く女性が少なかったことが影響しているのでしょう。しかし、現状でも男女格差がなくなったとは言えません。子育てや介護で正社員を諦めるのは、まだまだ女性の方が多いのが現状です。
こう考えると、女性で15万円以上の年金をもらえるのは、現役世代でも少数のままかもしれません。