あまり知られていませんが、新補助金「IT導入補助金」の募集が始まりました。IT導入補助金とは、経営力や生産性を向上するために、ITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入する中小企業や小規模事業者に対し、購入費や導入費の一部が補助されるものです。
応募期間が短いため、IT導入を検討している中小企業は要チェックです。
補助対象者
日本国内ある中小企業です。もちろん個人事業主も対象です。他に企業組合、協業組合等の組合関連や医療法人、社会福祉法人及び特定非営利活動法人(NPO)なども対象です。
本補助金の概要
補助対象費目
IT導入支援事業者が、あらかじめ補助金事務局の承認を受けたITツール(ソフトウェア、サービス等)本体やライセンス料、利用料、導入費や教育費用などが対象となります。
補助率・補助上限・下限
補助率 3分の2 以内
補助上限額:100万円
補助下限額:20万円
150万円を使ったら、後から100万円戻ってくるイメージです。
スケジュール
▶応募期間
平成29年1月27日(金)〜平成29年2月28日(火)17時
▶事業実施期間
交付決定以後~平成29年5月31日(水)
応募すれば補助金がもらえるのではなく、事務局での審査を経て交付決定通知というものが来たら合格です。交付決定後対象となるシステムが導入できます。この期間内に導入と支払いが完了している必要があります。
▶完了報告期間
導入し支払いまで完了したら、結果を報告しなければなりません。報告は、事業完了日から30日を経過した日または平成29年6月15日(木)のいずれか早い日までに行わなければなりません。
補助対象費目の注意点
ハードウェアは対象外です。
ホームページ開設・運営、クラウドサービス等の利用料は導入後の1年間が対象となります。(既存ホームページの更新・改修費用は対象外です。)
交付決定前に契約した経費は補助対象外です。
申請金額によっては、ITの専門家のアドバイスや経営力向上計画の認定が必要になります。
ご興味があれば専門家等にご相談を
IT導入を図りたいと考えていた中小企業にとっては千載一遇のチャンスです。興味があれば、税理士、コンサルタントなどの補助金に強い専門家やIT導入支援事業者に相談してみてはいかがでしょうか。
中野 裕哲