聞くに聞けない40~50代の貯蓄事情(金融資産保有世帯のみ)
次は金融資産非保有世帯(貯蓄ゼロ世帯)を除いた、「金融資産保有世帯のみ」の貯蓄事情を見てみます。
40代世帯・二人以上世帯の金融資産保有額
(金融資産保有世帯のみ)
- 平均:1177万円
- 中央値:686万円
■資産の内訳
金融資産保有額:1177万円
- 預貯金:550万円
- 金銭信託:0万円
- 生命保険:276万円
- 損害保険:34万円
- 個人年金保険:94万円
- 債券:6万円
- 株式:122万円
- 投資信託:32万円
- 財形貯蓄:54万円
- その他金融資産:9万円
資産運用比率:53%
50代世帯・二人以上世帯の金融資産保有額
(金融資産保有世帯のみ)
平均:1955万円
中央値:1000万円
■資産の内訳
金融資産保有額:1955万円
- 預貯金:734万円
- 金銭信託:21万円
- 生命保険:406万円
- 損害保険:51万円
- 個人年金保険:169万円
- 債券:112万円
- 株式:219万円
- 投資信託:132万円
- 財形貯蓄:100万円
- その他金融資産:11万円
資産運用比率:62%
「金融資産を保有していない世帯を含めた全体」と「金融資産保有世帯のみ」を比較すると、資産運用比率に相違はありませんでした。
一方で、金融資産保有額の平均や中央値に差が見られます。
特に中央値が40代では520万円→686万円、50代では800万円→1000万円となっています。
早く資産運用への取り組みを始めた結果、預貯金以外の資産の成長とともに、全体の金融資産が増えたと捉えることもできそうです。
では「お金を育てる」カギを握るものは何か。次で詳しく見ていきます。