年収1000万以上でも金融資産がゼロの世帯はあるのか

知るぽると(金融広報中央委員会:事務局 日本銀行情報サービス局内)「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」は二人以上世帯の全国8000世帯に郵送調査でアンケートをしたものです。

そのうち、2052世帯から回答があり、回答率は25.7%とされています。

その回答のあった2052世帯のうち、年間収入別の世帯数は以下の通りとなっています。

  • 収入はない:21
  • 300万円未満:349
  • 300~500万円未満:658
  • 500~750万円未満:545
  • 750~1000万円未満:179
  • 1000~1200万円未満:100
  • 1200万円以上:92
  • 無回答:108

続いて、それぞれの全体に占める比率はどれくらいかを見ていきましょう。

  • 収入はない:1%
  • 300万円未満:17%
  • 300~500万円未満:32%
  • 500~750万円未満:27%
  • 750~1000万円未満:9%
  • 1000~1200万円未満:5%
  • 1200万円以上:5%
  • 無回答:5%

このように回答があるだけでも、年収が1000万円を超える比率は10%程度あります。

日本の就業者の平均年収が約430万円程度であることを考えると、年収1000万以上あるのであれば、しっかりと貯蓄ができそうなものではあります。

しかし、回答のあった世帯で、年収に関係なく「金融資産非保有」と回答した比率が示されています。