投資FIREの金持ち体質と貧乏体質はイメージとは逆の可能性も
一般的には投資FIREによるお金持ちは、投資で成功した人をイメージしがちです。
しかし、ここまで見てきたように、投資FIREにおける「お金持ち体質」とは「日々の生活費を可能な限り下げることのできる人」といえます。
そのような努力のできる人が、将来の投資FIREにおけるお金持ち予備軍といえます。
「投資の話はどこにいった」
そうおっしゃる方もいるかと思いますが、現在ではインデックスファンドを継続的に購入することが選択肢の一つとして話題となっています。
将来も過去のように株式市場が堅調に上昇していくかどうかは何の保証もないですが、過去の実績にもとづいていえば、米国株の株式に投資をすることで、計測する期間にもよりますがFIREが目安とする年率4%以上でリターンが出ていたというのも事実です。
であれば、毎月のつみたて投資額を増やすために節約に努める努力ができることがお金持ち体質といえるでしょう。
一方、投資収入はあるものの、生活費を下げることができない場合には、投資FIREを実現できても、現状の生活には満足しているかもしれませんが、将来に投資の果実を手にすることはできません。
マネー編集部
執筆者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
日本生命保険相互会社出身の村岸理美・三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやかなどを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
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公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
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