Q. つみたて投資ではやはりインデックスファンドがおすすめでしょうか?
つみたてNISAもiDeCoでも基本的にはインデックスファンドと呼ばれる、ある資産の価格指数に連動させようとする投資信託がほとんどなので、結果的にインデックスファンドを選んでいる人も多いのではないでしょうか。
インデックスファンドは、運用にかかわる費用である信託報酬が、積極的に運用するアクティブファンドと比較して安いので、運用に関係するランニングコストが安く済むというメリットがあります。
一方で、インデックスファンドも基本的には薄くですが費用は掛かっているので、原理的にはインデックスが運用をする際に基準としている指標(ベンチマークと呼ばれる。日本株であればTOPIX、米国株であればS&P500など)にはパフォーマンスでは負けてしまいます。
インデックスファンドの盲点としては、長期で運用すれば、たとえば数十年という単位ではベンチマークに対して数%負けていても不思議ではありません。
言い方を変えると、「薄く(ほぼ確実に)ベンチマークに負けることに期待をして信託報酬を支払っている」とも言えます。
インデックスファンドはベンチマークに対して、そもそも大きく勝ったり負けたりはしてはいけないので、ベンチマークに負けることもそうですが勝つことも放棄しているわけです。そのある種、安心できる状況を手に入れるために信託報酬を支払っていると思えば腹落ちする方もいるのではないでしょうか。
ただ、「勝つことも放棄するなんて」と思う人もいるかもしれません。そういう方はアクティブファンドを自分で探して運用するということになりますね。