お金の「色分け」をしよう
先ほど見た50代の保有金融資産の内訳は
- 「緊急時にすぐに引き出せる」預貯金
- 「これからお金を増やすため」の運用性のある株式や投資信託
- 「万一があった時に備えるため」の生命保険や損害保険
というように、バランス良く、目的別に金融資産を分けて保有できていました。
20代・30代の若いみなさんも含め、「お給料は振り込まれたらそのまま口座に入れっぱなし」という方は、一度、目的別にお金の置き場所を見直してみませんか?
一つの口座にお金を預けっぱなしの場合、「まだまだお金がある!」と感じて浪費してしまい、貯蓄がなかなか進まない、といった話をよく聞きます。
また「病気や事故に遭う確率なんて低いから、保険なんて要らない!」という発想も、ちょっと見直してみるとよいかもしれません。
病気やケガ、自然災害や交通事故などは、突然私たちを襲ってきます。リスクに備えた最低限の保障を準備しておけると安心ですね。
若いうちから、目的別に「お金の色分け」をしておくことをお勧めします。「緊急時にすぐに引き出せるお金」「万一の時の保障」「お金を増やすための運用」をしっかり区別しておきましょう。
貯蓄の進捗状況が、よりクリアに見えてきます。また、いつ訪れるか分からない「まさかの時」に備える安心感にも繋がるでしょう。