最近、何かと話題にのぼる「SDGs」。みなさんは何のことだかご存知でしょうか?
SDGsは地球に生きる、すべての人に関わりのあることです。よりよい未来を作り、安心して地球で暮らしていけるために作られた目標で、誰ひとりとして関係がない人はいません。
本日は、話題の「SDGs」についてわかりやすく解説、意外と知られていない「169のターゲット」についてもお伝えします。
SDGsとは?
2015年の国連サミットで国連加盟国が全会一致で採択した「我々の世界を変革する 持続可能な開発のための2030アジェンダ」という文書の中に、このSDGsが掲げられています。
SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。誰ひとりとして取り残さない、よりよい社会の実現を目指す目標がSDGsです。SDGsは2030年までに達成する計画です。
SDGsは、もともと2000年9月に国連ミレニアムサミットで採択された国連ミレニアム宣言を基にまとめられたMDGs(Millennium Development Goals)を引き継いでいます。
MDGsは下記の8つを目標としていました。
- 目標1 極度の貧困と飢餓の撲滅
- 目標2 初等教育の完全普及の達成
- 目標3 ジェンダー平等推進と女性の地位向上
- 目標4 乳幼児死亡率の削減
- 目標5 妊産婦の健康の改善
- 目標6 HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
- 目標7 環境の持続可能性確保
- 目標8 開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
(参考資料:国際連合広報センター)
MDGsは2015年を達成の期限とし各国が積極的に取り組んだ結果、一定の成果をあげました。しかし、今をもってなお解決できていない問題も残っています。
2022年を迎えようとしている現在、世界規模で取り組むべき課題は増加の一途をたどっています。世界中で気象災害を引き起こしている地球温暖化問題などが最たる例でしょう。
現代のさまざまな問題は、複合的に原因が絡み合っているため多面的な解決が求められます。SDGsでは他の目標を犠牲にせず、複数の問題を同時に達成する行動も促しています。
地球規模に広がった問題を、地球に生きるすべての人が多面的に解決していくべき目標として示されたのがSDGsなのです。