後悔その2 「もっと早く」老後の暮らしをイメージできていればよかった!

65才以上の女性600人を対象に行った女性セブン編集部調査によると、「金銭面において65才までにやっておけばよかったこと」の1位は圧倒的な票数で「貯金」でした(※)。

貯金は早く始めることが一番効果的ですが、50代で貯金を大きく増やすことも可能です。50代になると、子どもの教育費から解放される人が多くなってくると思いますので、老後資金を貯めるためのラストスパートをかけられます。

(※)介護ポストセブン「65才以上の女性が“後悔”している【お金のこと】調査」

■「老後の住まい」はどうする?

また、準備は「お金」だけではありません。老後の住まいについても、早めに考えておきましょう。

年金生活に入ってからでは、お金の余裕もなくなり、住まいの選択肢も狭まります。なにより体力的に容易に引っ越すことが難しくなることも。現在の住まいにそのまま住み続けるにしても、リフォームは必要になるかもしれません。

まずは老後の生活を具体的にイメージすることから始めてみましょう。

しかし、元気なうちは何でもできてしまうので、あまり現実味を帯びたイメージにならないと思います。そこで、すでに年金生活をしている自分と同じような生活スタイルの高齢の方に、住まいについての意見を聞いてみるといいでしょう。

よく聞く意見としては、「夫婦二人で住むには家が大きすぎる」、「病院や店が多くある市街地に引っ越したい」、「階段がないマンションの方が住みやすい」、「息子・娘の家の近くに住みたい」などがあります。

それぞれの事情に応じた住まいを、お金に余裕があって体も動く50代のうちに、リサーチしておくとよいでしょう。ここで重要なのは、住まいのダウンサイジングを兼ねることです。広い家から狭い家に住みかえて、管理費などの必要経費を抑える発想を持ってみましょう。