冬型

冬に生育期を迎え、春と秋は生育がゆるやかになり、夏に休眠する多肉植物です。石ころのような丸い形が印象的なコノフィツム属は冬型です。

生育期の冬は2~3日に1度の水やりが目安。気温の上がっている昼間にするようにしましょう。寒さにやられてしまうこともあるので室内やハウスなど、10℃以上が確保できる場所に移動します。

生育がゆるやかになる春と秋は10日に1度位の控えめな水やりにしましょう。土が乾燥しやすい夏が休眠期なので、状況に応じて、春と秋と同じくらいか少なめに管理します。

右下:春秋型のグラプトベリア属 ジュール(LIMO編集部)

これで枯らさない!水やりの基本とコツ

水やりで最も大切なことは、植物の状態をよく観察すること。お水をあげるタイミングを自分で見つけなくてはいけません。

前述のように生育型別のお世話の仕方がわかれば、シーズンごとに最低限注意すべきことがわかるので、あとは水やりの仕方をマスターすれば、多肉ライフをもっと楽しむことができますよ。

それでは、多肉植物の水やりの基本とコツをみていきましょう。

メリハリをつけた水やりをする

種類にもよりますが、基本的に生育期は底穴から水があふれるくらい、たっぷりあげましょう。そして、一回水をあげたら、土は乾ききるまでしっかり乾かすようにします。

休眠期は夏と冬で水の管理の方法が異なります。特に冬の休眠期は水やりの回数が激減します。

このように、多肉植物の生態に合わせ、メリハリをつけて水やりをすることが枯らさないポイントになります。

水やりをすること自体は、土中の酸素も入れ替えられるので根の生育にもよい効果をもたらします。水やりのしすぎには注意して、水をあげるときは適量をあげるようにしましょう。

株もとに水やりをする

水やりをするときは、株もとの土に水をあげるようにします。葉には水をかけてしまうと、葉に水が留まり過湿で葉が腐敗してしまう場合があります。また、病害虫の発生の原因にもなります。

水やり時は先の細い水差しなどを使い、多肉植物の株もとに水をあげるようにします。