収穫
植え付け後、一ヶ月くらいで花蕾ができます。前述した「頂花蕾・側枝兼用品種」だと、頂点に花蕾ができるので、10センチ程度になったら摘心して収穫します。

茎が太くなっているので、ハサミでは切るのが難しい場合があります。ナイフなどを使う場合は気をつけて切りましょう。

摘心することで、わき芽(側枝)がどんどん伸びていきます。わき芽の根元に花蕾をつけるので、こうなると一度にたくさん収穫できるようになります。

摘心を忘れて収穫適期をすぎると美味しく食べられなくなり、そのままにすると花が咲いてしまいます。

カブ

  • アブラナ科
  • 原産:ヨーロッパ、中央アジア
  • 品種:玉波、たかね、ゆきわらし、はくれいなど
  • 参考価格:(苗)100~200円前後、(種)200~400円前後

種まき
9月上旬~10月上旬が種まきの適期です。

深さは15センチ前後、幅は少し大きめの60センチ程度の横長プランターを用意して、種まきをおこないましょう。プランターに培養土を入れ、表面はならしておきます。

深さ1センチ程度の溝を10センチの間隔をあけて2列作ります。種は溝の中で重ならないように1センチ間隔でまき、覆土します。

種まき後は水をたっぷりあげましょう。発芽するまでは、土が乾かないように注意します。

間引きと肥料
カブを大きく育てるには、間引きは欠かせません。双葉がでてくるようになったら、間引きをおこないます。

隣の株と葉が接触していたらハサミでカットします。間隔は3センチくらいが目安。間引きをしたら、周囲の土を株元に寄せる「土寄せ」も忘れずおこないましょう。

そのあとも同じように、となりの株と葉が接触するくらいに成長してきたら間引きをします。生育の悪いものから、間引くようにしましょう。間引いた葉は食用にできます。

本葉が5~6枚ほど、株間が10センチ程度になったら、追肥を行います。その後も適宜、肥料を施します。

収穫
白い部分が大きくなって、5センチほどになればカブは収穫できます。収穫しないで放置するとスが入って、食感や味が落ちてしまうので忘れず収穫しましょう。