ご結婚されている皆さん、ご夫婦で一緒に寝ていますか?それとも寝室は別の部屋に分けているでしょうか?
インターネット広告事業を手掛けるライフアカデミアの2021年の調査によれば、692名の結婚経験者に対するアンケートで、「寝室を別にしている」と回答した人が全体の30.1%だったそうです。おおよそ3人に一人が別室で寝ていることになりますが、一方で同室で寝ている夫婦であっても、「同じベッドで寝ている人」は全体の33.8%。「寝室は一緒だがベッドは別」という人の方が36.1%。寝室は一緒でもベッドは別、という人がやや多かったそうです。
テレビドラマなんかで仲良し夫婦の寝室が描かれる場合には、必ずといっていいほどダブルベッドで、おそろいのナイトキャップをかぶって(?)パジャマを着て並んで眠る様子が映されますよね。そんなこともあって、現実世界では別室で、あるいは別のベッドで寝ている人が多いことに意外さを感じる人もおられるのではないでしょうか。
今回は、「とっても仲良しだけど別の寝室で寝ている」という、あるご夫婦のエピソードをご紹介しましょう。『漫画家と異星人』などの著作がある漫画家・ことり野デス子さん(@DEATHcotori)のツイッターアカウントがシェアした短編『夫婦だけど寝室は別』に共感が寄せられています。
記事の後半では、ことり野デス子さんに直接取材。お話を聞いてみました。
人と一緒に眠れる気がしない…
話は、デス子さんと旦那さんが二人暮らしをはじめる引っ越し前、4年ほど前の出来事です。
漫画家として一人暮らし、ずっと一人で寝てきたというデス子さんが悩んていたのは、「人と一緒に眠れる気がしない」ということ。その一方で、旦那さんに「寝室を分けたい」と要望を伝えることに躊躇していました。なぜなら、「なんで?」「僕のこときらいなの?」とあらぬ誤解を与えてしまうと思っていたからです。
「どう説明すればいいんだ」「きらいとかじゃなくて…え~っとえ~っと…」と頭で説明のためのシミュレーションを繰り返していたデス子さん。ある日、ついに切り出します。
「あのさ…実は寝室を別にしたいと思うんだけど…」。
旦那さんの反応は…?