老後資金、どう準備する?
5000万円もの大きな資産は、すぐに築くことはできませんよね。準備するためのポイントとしてお伝えしたいのが、「複利と長期積立による資産運用」です。
金融庁の資産運用シミュレーションを活用すると、試算が簡単にできます。毎月5万円をそれぞれの利回りで30年間運用した場合の違いを見てみましょう。
- 毎月5万円を30年間、毎年0%で運用(=預貯金):1800万円
- 毎月5万円を30年間、毎年3%で運用:2913万6844円
- 毎月5万円を30年間、毎年6%で運用:5022万5752円
毎年5万円を、30年間6%の利回りで運用すると5000万円が達成できますね。
ただし期間が短くなると、「毎月5万円を15年間、毎年6%で運用:1454万936円」と複利効果が十分に発揮されません。資産運用はなるべく早いうちから始めるのがポイントです。
とはいえ、まずは無理なく続けられる積み立てを行うことが重要。「我が家の場合、長期間無理なく、積立に配分できるのはいくらか」を考えましょう。
今回あげた老後資金は、あくまでも一例です。大切なのは、「現状把握・目標金額(=不足額)・資産運用の手段」の3つを決定すること。
多くの金融商品がある中で、自分に合ったものを選択するのは難しいところもありますよね。まずはオンラインセミナーなどを利用して、資産運用の理解を深めてはいかがでしょうか。