コロナ禍で苦しむ人を支援する制度とは?

ここからは、コロナ禍で生活が苦しい人向けの支援のひとつである、「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」(以下、コロナ自立支援金)を解説していきます。

コロナ禍を支援する制度には、「総合支援資金」や「緊急小口資金」等の特例貸付の制度があります。

ただ厚生労働省によると、貸付限度額に達していたり、再貸付について不承認とされたりするなどといった事情で、特例貸付を利用できない困窮世帯が存在するといいます。

こうした世帯については、新たな就労や生活保護の受給につなげていくことが考えられますが、必ずしも円滑に移行できていない実態があります。

こうした支援の隙間を埋めるため、生活保護に準じる水準の困窮世帯に対する支援策として、コロナ自立支援金が創設されました。

では、コロナ自立支援金を受けるにはどんな要件があるのでしょうか。