60代の懐事情(収入編)
資産の次は収入をみていきましょう。
年金収入をベースとしてみます。
2020年12月公表の厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」(参考資料3・4)から、国民年金や厚生年金(含む国民年金)を確認してみましょう。
国民年金 男女別年金月額
- 男子:5万8866円
- 女子:5万3699円
全体の平均年金月額:5万5946円
厚生年金保険(含む国民年金)男女別年金月額
男子:16万4770円
女子:10万3159円
全体の平均年金月額:14万4268円
男女の国民年金と厚生年金(含む国民年金)を見てきましたが、それを参考に夫婦の年金月額がいくらになるのかを見ていきましょう。
夫婦の年金月額
- 自営業(夫)と専業主婦(妻):11万2565円
- 会社員(夫)と会社員(妻):26万7929円
- 会社員(夫)と専業主婦(妻):21万8469円
- 専業主夫(夫)と会社員(妻):16万2025円
「自営業(夫)と専業主婦(妻)」と「会社員(夫)」と会社員(妻)」を比較すると、15万5364円となり、年間約186万円の差になります。さらに20年では3728万円、30年では5593万円程度の差になります。
「自営業(夫)と専業主婦(妻)」については厚生年金がない分、自身で資産を築く自助努力が一層必要になります。