2021年8月6日に行われた、GMOメディア株式会社2021年12月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。
スピーカー:GMOメディア株式会社 代表取締役社長 森輝幸 氏
2021年12月期第2四半期決算説明会
森輝幸氏(以下、森):みなさま、本日はお忙しい中ありがとうございます。コロナ禍のため、今回はオンラインで説明させていただきます。ご質問もぜひよろしくお願いいたします。
本日の決算説明会では、決算ハイライト、第2四半期決算概要、今後の戦略、この3パートについてご説明します。
四半期 TOPICS
四半期のトピックスです。セグメント売上高については、メディア事業が15億5,500万円、その他メディア支援事業が7億5,200万円と非常によいかたちで着地できました。
ECメディアはゲーム課金、ゲーム広告も順調に推移しました。今は特に投資育成事業のプログラミング教育、美容医療に力を入れていますが、2021年4月、5月の緊急事態宣言の影響がかなり大きく、オフラインマーケット自体が自粛した反動により、前年同期比で大きく成長しています。
その他メディア支援事業は、アフィリエイト広告において第2四半期に大型案件の承認があり、大幅に増収となっています。
特定サービス産業動態統計調査(インターネット広告概況)
スライドの棒グラフをご覧ください。経済産業省のインターネット広告市況についての調査です。昨年度のデータが灰色の棒グラフで、本年度を青色の棒グラフで表しています。
先ほどお伝えしましたが、昨年度はコロナ禍の影響で(広告市況が)4月、5月が大きく下がり、そこから低調になりました。そのため、昨年度は大変苦労しましたが、今はその反動も含めてマーケット全体が非常に大きく力を取り戻してきています。我々も第2四半期、そして上半期は、非常によい決算を迎えられたと考えています。
売上高と利益
売上高と利益です。昨年4月からGMOくまポンとの連結が入っているため、前年同期を単純に比較できないのですが、売上高は21億7,800万円が41億1,500万円となりました。営業利益は昨年度のマイナス8,800万円から、上期は2億3,400万円となり、赤字から黒字に転換しています。
対業績予想進捗
年初に発表した業績予想に対する進捗です。今年度の60億円の売上目標に対して、7割近い、68.6パーセントの進捗となっています。我々の事業は広告が多いため、コロナ禍を除くと通年ではだいたい1月から3月の第1四半期が一番強い状況です。上期で60パーセントくらいの進捗だと、通期業績の達成はだいたい見えてくるのですが、今回はそれに10パーセントくらいプラスしており、よいかたちで進捗している状況です。
営業利益は、コロナ禍により昨年度で投資できなかったものを、今年度はさらに状況を見ながら投資するため、マイナス1.5億円で開示しています。下期にてしっかりと投資し、来期以降の成長につなげていきたいと考えています。
業績予想としては、現時点では売上が若干強い状況ですが、まだいろいろなことを鑑みて、今回は据え置きとしています。
下半期の投資について
下半期の投資についてです。現在、一部を開始していますが、上半期は順調に推移しました。我々としては年間を通じて約束した数字を守っていく中で、特に既存の事業にも投資していきますが、プログラミング領域、美容医療領域にも投資していきたいと思っています。
プログラミング教室の検索ポータルサイト「コエテコ」については、子ども向け、社会人向けの2つのカテゴリに対してメディアを展開しています。こちらはさらにコンテンツの強化を図り、プロモーションの強化なども進めていきたいと思っています。
また、そのような教室向け、習い事向けに、DX事業を推進すべく、この4月に「スマートマネージ」という教室の予約管理システムを譲り受けましたが、こちらをさらに本格的に開発しています。なんとか年内にはきちんとリリースしたいと思っていますが、そこの開発費にもしっかりと投下していきたいと考えています。
美容医療の「キレイパス」は、6月にYouTuberとの大規模なプロモーションなどを行いましたが、引き続き認知の拡大、ユーザーの獲得のマーケティングコスト、DX事業、こちらも今準備していますが、さらにここを深掘りするための開発と営業に対して、資金を投下していきたいと考えています。
連結損益計算書
4月から6月の第2四半期の概要についてご説明します。先ほどもお伝えしましたが、前年同期としては緊急事態宣言や学校の休校措置の影響により、非常に苦労し、売上減少の期となりました。引き続きデルタ株拡大の影響が大きく出ていますが、逆に今期は新型コロナウィルスの広告需要の反動を受けたことにより、GMOメディア単体としても売上高、利益ともにプラスで過去最高業績を更新しています。売上高が12億3,800万円から23億800万円、営業利益がマイナス8,100万円から1億3,400万円となっています。
連結貸借対照表
連結貸借対照表です。事業規模の拡大により、きっちりと利益を出したことで、総資産が44億円、純資産が20億円を突破しまた、B/S規模も引き続き成長している状況です。
セグメント別売上高推移
セグメント別売上高推移です。メディア事業は、棒グラフの濃い青色の部分です。こちらは全般的に成長しているのですが、アフィリエイトのみならず、アドネットワークの単価も非常に高水準で推移しており、特にゲーム広告において、ユーザーが伸びるだけでなく、単価もよかったことも含め、63パーセント成長となっています。
その他メディア支援事業については、インターネットプロバイダ、固定回線、ひかり回線などのアフィリエイトを強化しています。だいたい3月、4月の申込みが多く、承認が入るのは4月から6月です。これに加えて暗号資産系アフィリエイトの大口案件などもあり、前年同期比で166パーセント成長となっています。
営業費用推移
営業費用推移です。営業費用は売上の伸びと連動しており、ゲーム広告やアフィリエイト広告に関してはメディアパートナーへの支払いなども一緒に連動します。また、クーポン販売事業の「くまポン」「キレイパス」の成長によって、売上変動費が大きく成長しています。人件費などは若干増えていますが、まだこの時点では、特に販促広告などは大きく拡大していません。
新型コロナウィルスの感染拡大による事業への影響と見通し
メディア事業に関する今後の戦略についてです。 まず、新型コロナウィルスの感染拡大による業績への影響についてご説明します。ECメディア関連については、旅行など特定領域において、我々はもともとポイントを用いたアフィリエイト広告で非常に強かったのですが、引き続き影響を受けています。しかし、アドネットワーク単価が戻り、もしくは以前よりも高い部分もあるため、広告事業全体で見ると昨年比で回復を継続しています。
ゲーム関連は、課金と広告がありますが、今もリモートワークは多く続いているため、巣ごもりの影響はまだ受けていると思われます。そのため、MAUは堅調に推移しています。
プログラミング教育について、昨年度は休校の影響を含めて大きく落ち込みましたが、現在はほぼ影響がないかたちで推移しています。ただ、最近はデルタ株の感染が10代の方にも拡大する可能性を報じられているため、10代への影響度合いを注視していきたいと考えています。
社会人向けは、ほぼオンラインがメインですので、特に影響はないと考えます。通勤時間がなくなっている方の可処分時間が増えることにより、自分の成長や研修に対して時間を使えるため、逆にマーケットとしても伸びていると言われています。これはポジティブな状況だと思っています。
美容医療については、昨年の4月、5月は外に出るのに少し配慮が必要でしたが、基本的には衛生管理の行き届いた施術のため、ユーザーの戻りは早く、現在は影響がないと考えています。
2024年に過去最高利益を目指す
我々が昨年度に発表した5ヶ年計画です。以前、成長ドライバーだったスマートフォンのコミュニティ関連の減衰に伴い、構造変換が必要なためその間に投資をさせていただこうということで、昨年度と今年度を「戦略的投資期間」としました。2024年には、過去最高の営業利益、5億円超まで再成長させることを昨年度からご説明しています。
本年度も引き続き「戦略的投資期間」と位置付け、来年度は黒字化し、その後の継続的な成長に向けて作っていきたいと考えています。
2021年以降の基本方針
事業内容です。我々としては、育成事業を中心にご説明したいと思います。創業以来のポイント関連のECメディア、いろいろな掲示板サービスといった既存のサービスがありますが、こちらは選択と集中を行いながら、10パーセント強の成長を引き続き目指していきます。
これにプラスして、プログラミング教育市場、そして美容医療市場においてのバーティカルメディア、そこからソリューションに投資していきたいと思います。ここは10パーセントと言わず、大きな成長を作り出すことで、会社全体と、先ほどの5年計画にプラスして大きく成長できる企業に変わっていきたいと考えています。
コエテコとは?
まず、プログラミング教育の「コエテコ」についてです。「コエテコ」というサービスは、2020年の春にプログラミング教育が必修化となったことにより、始まりました。
また、コロナ禍で、昨年度は義務教育である全国の公立小学校が休校となりました。そこで「教育を止めるな」ということで、小学校・中学校に、タブレットやパソコンが配布され、今現在では約96%の学校に配布されています。
もともと当初からそのような計画があったのですが、コロナ禍を受けて一気にその計画が前倒しされました。1億人を超える人口の国で、ここまでの勢いでICTの活用を子どもたちに投資した国はないのですが、そこに向けて今、大きなムーブメントが起こっています。
そして本年度4月から、義務教育の中学校に、来年度からは高校にも、「情報1」「情報2」というかたちで授業として採用されます。さらに2024年度には、大学入学共通テストにも「情報」が加わることが決定しています。
そのような中で、保護者は学習塾やスイミングスクールは自分の経験から物差しがあります。しかし、今の保護者が子どもの頃にない、「プログラミング教室、ロボット教室はわからない」などの課題に対して、我々がメディアで紹介、啓蒙、説明するメディアを提供しています。
また、「どのようなところに通わせたらよいのか?」もしくは「近くにあるのか?」といったこともあるかと思いますので、全国1万を超えるプログラミング教室を紹介するポータルサイトを展開しています。
コエテコ(SDGsへの取組)
SDGsの17の目標の4番目に、「教育『質の高い教育をみんなに』」が挙げられています。
少し歴史をひもとけば、第1次産業が勃興する裏には、農業高校、水産学校がその成長を支え、第2次産業が勃興する裏には、工業高校、商業高校がその成長を支えました。
そして日本が、世界が、これからさらに次のステージ「Society 5.0」と言われる世界に成長していき、そのような未来を迎えるにあたって、このプログラミング教育、ICT教育が非常に重要だと言われています。
コエテコ(SDGsへの取組)
我々もいろいろな活動をしていますが、教育とジェンダーの平等化が大きなキーワードです。
特にプログラミングにおいては、重いものを持つことなどと異なり、男性と女性によって差が出る仕事ではありません。当社にも女性エンジニアがいますが、女性でも短い時間で大きな給料を得られる非常にすばらしい仕事です。
そのため、我々としても、このようなイベントを開催し、それを記事にして、女性のエンジニアが今後増えていってほしいということで、SDGsへの取組としてがんばっています。
子供向けプログラミング教育市場規模
「このマーケットがどうなるのか?」とよく聞かれます。我々は、船井総研と毎年レポートを出しており、今年のレポートでは、本年度の市場予測で、175億円程度だろうと考えています。
子供向けプログラミング教育市場規模は、2025年には約400億円に拡大すると予測しています。つまり今の2倍強にまで成長するということです。2025年には大学受験科目にも入っており、学習塾などの取り組みも変わってくると思っています。
そこにプラスし、現在我々が見ているマーケットのユーザーは、8割が男の子であり、やはり女の子にとってはまだとっつきにくい市場となっています。これは裏を返すと、ピアノも女の子中心のマーケットであり、男の子においてなかなかマイノリティなマーケットかもしれません。
ですので、我々としては、女の子へのきっかけ作りも含め、さらにこの400億円を超えていく市場を作ることも取り組んでいきたいと考えています。現在は、英語が約1,000億円と言われていますので、2030年、2040年には英語と並ぶマーケットに成長すると思っています。そちらにおけるNo.1メディアとして、業界成長水準以上に成長していきたいと考えています。
「コエテコ」がカバーする情報の範囲
現在は「小学生向けのプログラミングサービスNo.1」ですが、中学校、高校あたりの教育にも入ってくるため、スライドの「中高生向けの掲載を強化」という部分を推進しており、また「社会人向けプログラミング教室」のメディアとして情報掲載をスタートしています。
その流れにおいて、今はプログラミング以外に、最終的に教育全般をターゲットにしたいと思っています。デザインやマーケティングなどいろいろなオンラインスクールがどんどん出てきていますので、そちらもトライアルとして開始しています。
「コエテコ」の収益構造
ビジネスとして、基本的にはプログラミング教室へのリアルなO2O、つまり「オンラインからオフラインへ」という送客になります。
トラフィック、ユーザーのほとんどがスマートフォンですが、検索エンジンを通して訪問いただき、理解し、興味を持たれて、まず体験会として教室へ行くことが基本的な流れです。より多くのお客さまを体験会におつなぎすることが、我々の利益の増加になります。
コエテコPV数推移
ページビューは、社会人教育の部分を増やしたことも含め、非常に順調に推移しています。
特に「地域+プログラミング教室」というワードでは、ほぼ上位表示を獲得できています。7月13日の数字では主要200市区町村において1位表示となりました。これは毎日変動するため、2位、3位になることもありますが、非常に強く上位表示を実現できています。
コエテコ経由体験申し込み伸び率
我々の「コエテコ」経由による体験の申込みも、昨年度を見ると大きく落ち込みました。これはコロナ禍の緊急事態宣言の影響です。本年度を前年比で見るのはあまり正しくないのですが、約4.6倍と元に戻り、さらに成長できています。
これに加え、我々が今回接点を持たせていただいた教室のみなさまより、まだまだアナログな作業や課題について、いろいろな相談が寄せられています。
こちらの課題を解決するDXとして、生徒の決済管理である銀行振込みの入金管理や大変煩雑な作業をクレジットカードなどに移行できたらと思っています。また、オンラインで予約管理の仕組みなども進めていきたいと考えています。
キレイパスとは?
「キレイパス」についてです。「キレイパス」を通じて、クリニックをもっとわかりやすくしたいと考えています。クリニックは、初めて行く方にとってはまだまだわかりにくい部分がありますので、よりわかりやすく説明し、提案していきたいと思います。
さらに、我々のサイト内では前払いを行っているため、クリニックで追加料金などを支払うこともなく、安心を提供するサービスとなります。
美容医療市場規模(キレイパス市場環境)
美容医療市場規模について、2年前のデータになりますが、4,070億円と非常に成長しています。2014年、2017年を見ると大きく成長が加速していると思います。
ここ2年から3年を見ると、大きく成長が加速していると思います。非常に安心で開かれたクリニックができてきたことも含め、さらに医学の発達とともに安全度も含めて、社会に認知されてきたと考えています。
キレイパスの成長戦略
こちらも先ほどの「コエテコ」と同じく、多くの利用者が我々を通じて購買してもらいます。「コエテコ」の場合は、塾へ体験申し込みに行った後はそのまま利用するかたちです。
「キレイパス」の場合は、そのあと、いかにリピートしてご利用いただけるかということも大事なKPIで、それがLTV(顧客生涯価値)につながっていきます。
掲載チケット数の推移
掲載チケット数の推移についてです。我々は1つのクリニックに対して、複数枚の掲載も可能なため、現在5,561枚を掲載しています。3月末からみると、若干減少したように見えていますが、こちらは若干売れていないチケット、クーポンを購買数データも見ながら整理しました。クリニックの掲載数自体は増加しており、引き続きパートナークリニックの増加に努めていきたいと思っています。
キレイパス会員登録数の推移
我々がクリニックに代わって、新しいお客さまを連れてくることが「キレイパス」のミッションです。前年の6月に比べて、会員数が274パーセントも増加したため、引き続き強化していきます。特に、6月に行ったYouTuberとのプロモーションの公開が大きな反響がありました。
美容クリニックのDX事業に参入
「キレイパスリザーブ」は「キレイパス」を使ってクリニックを予約するシステムです。予約を受ける側のクリニックも、我々とつないでいるほうが事務作業の工数も下がって、非常に効率化を図れるため、導入を進めていきたいと考えています。
ECメディアの競争優位性(ポイ活経済圏)
ECメディアのKPIについてです。ECメディアは、スライド左側の自社サービスの、「ポイントタウン」というポイ活サイト、「ゲソてん」というHTML5の課金ゲーム、広告型のカジュアルゲーム「かんたんゲームボックス」、お得なクーポンサイト「くまポン」となっています。「ポイントタウン」を中心にシナジーを効かせながら展開しているのですが、これをさらに横展開することによって、その経済圏を大きくし、シナジーを展開していくことを推進しています。
この四半期は、ポイントサイトの「ECナビ」と、新たにゲームの課金をスタートしたり、若年層向けですが、アンケートサービスの「Powl」との連携もスタートしています。
ポイントタウンアプリダウンロード数
「ポイントタウン」はスマートフォンアプリを中心に展開していますが、210万を超えるダウンロード数になっています。
ゲームプラットフォーム売上規模
ゲームの課金と広告のセットの売上で、2018年第1四半期を100とした場合、2倍強の規模まできています。先ほどもお伝えしましたが、ゲーム広告は単価が非常によいです。また、単価を掛け合わせるMAUが、カジュアルゲーム、クイズゲームの両方とも非常に好調に推移しており、6月に220万人を超えています。
また課金も、前四半期から始まった楽天を含めたパートナーとのシナジーで順調に推移しています。決済は、PCの伸びは10パーセントを切っていますが、スマートフォンが81.7パーセント成長しています。
プロモQを開始
新商品として、企業のプロモーションをクイズの中に織り込んだ「プロモQ」の提供を開始して、先月はサンリオとトライアルを行いました。
サンリオさんとの取り組みには28万人が解答に参加していただき、非常に大きな効果の出せる広告メディアであるため、こちらも引き続き、ナショナルブランドの方々への販売を拡大していきたいと考えています。
以上が第2四半期の決算概要と、今後の戦略のご説明となります。みなさま、ご清聴ありがとうございました。
質疑応答:新規事業への広告宣伝費の支出について
質問1:新規事業への広告宣伝費の支出は、概ね何月頃から本格化する見通しでしょうか?
森:足元の第3四半期からは、広告宣伝費、もしくは既存のお客さまのリピート、あるいは過去のお客さまの掘り起こしのための販売促進費を、例年より拡大しています。
ただし、新型コロナウイルスのワクチン接種の状況との兼ね合いで、第4四半期のほうがもう少しよくなるのではないかと思っています。そのため、重み付けとしては、第3四半期よりも第4四半期のほうが大きくマーケティングコストを掛けるかたちを考えています。
質疑応答:新規事業向けの広告宣伝費について
質問2:新規事業向けの広告宣伝費について、今期の第4四半期の金額と来期以降の金額はどうなるのでしょうか?
森:第4四半期の分を明確にいくらにするかは詰めている最中です。昨年度は、金額を使うと言って使えなかったため、今年はしっかり投資したいと考えています。
足元では、ゲームなどの既存事業も堅調で、リリース前のためお話はできないのですが、新しい仕掛けも準備しています。この9月、10月からは、「キレイパス」「コエテコ」以外の新規事業の立ち上げにも広告宣伝費を投じていきたいと考えています。
来期以降は引き続き、みなさまにお約束している「黒字化」を図ります。ただし、この先さらに成長していくため、当然黒字化は意識しながら、引き続き広告宣伝費、販売促進費をしっかり投資していくという事業戦略には変わりありません。
質疑応答:新しいオンライン教育について
質問3:先ほど準備中と表現された新しいオンライン教育については、いつ頃から開始するのでしょうか?
森:準備中というのは、おそらく「コエテコDX」のことだと思いますが、できれば年内にリリースできるように、外部からエンジニアを調達して急いで作っています。なんとか第4四半期に間に合うようにリリースしたいと考えています。