今後もデリバリー需要拡大を見込む
2019年6月まで2,000円台を横ばいで推移していた株価も、業績の伸びに伴い同年年末には3,000円を突破。その後コロナショックによって2020年3月には2,000円近辺まで落ち込みますが、デリバリー需要による売上好調が株価を牽引し、2021年7月現在は2,800円台を推移しています。
同社は今後について強気の予想をしています。消費スタイルの変化に伴ってデリバリーに特化した小型店舗の設置を進めるほか、既存店に関しては快適な空間をつくるべく改装を続けるとしています。
今期予想は(2022年3月期)は売上高957億円(対前期6.7%増)、営業利益57.9億円(同▲8.8%)、最終利益28.3億円(同0.9%増)を公表しており、依然デリバリー需要の拡大を見込んでいるようです。なお、店舗数に関しては2023年度に1,300店舗を目標としています。
イベント利用から日常食への変換、消費性向の変化に伴うデリバリー・テイクアウト需要の増加によって業績を伸ばしてきたKFCですが、成長はまだ続きそうです。
参考資料
以下すべて日本KFCホールディングス株式会社発表による
- 2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2020年度(2021年3月期)決算説明資料
- 日本KFCHD ニュースリリース
山口 伸