厚生年金の支給額「月10万円」未満の人は何割か

Hyejin Kang/shutterstock.com

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老後の年金生活に不安を覚える方が今、増えています。

現役時代をフリーランスや専業主婦として過ごしていれば国民年金を受け取り、現役時代会社員であれば厚生年金を受け取るということはほとんどの方が知っていると思います。

では実際に自分がいくらくらいの年金を受け取れるかご存じでしょうか。

受け取れる金額について、明確に把握されている方は少ないかもしれません。

私は以前、生命保険会社でマネーセミナーの講師やマネープランニングのアドバイザーをしており、約1000人以上のお客様のお金のご相談を受けてきました。

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相談では、老後の不安を解消したいと「ねんきん定期便」を片手に年金試算にいらっしゃる方も多くいらっしゃいます。

実際にお客様と一緒に受け取る年金を確認すると、多くの方が愕然とされていました。

そこで今回は、年金の中でも特に会社員の方が受け取る厚生年金にスポットをあて「厚生年金を受け取れば老後も生活していけそうか?」について考えていきたいと思います。

厚生年金、受取金額の平均はどのくらいか。

フリーランスや専業主婦が受け取る国民年金は金額が少なく、会社員は厚生年金を受け取れるのでフリーランス・専業主婦と比べ手厚い金額が受け取れる、とお考えの方は多いと思います。

ではまず、厚生年金の受給額の月額を確認していきましょう。

2020年12月に厚生労働省年金局が公表した「令和元年度 厚生年金・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均年金月額は以下のとおりです。

厚生年金

平均年金月額…14万4268円

  • 男子:16万4770円
  • 女子:10万3159円

平均額でみると14万円を超えています。

国民年金の平均月額が5万円台なので、それと比べると、厚生年金の受け取り金額が手厚いことがよく分かるでしょう。

ただ、厚生年金については、男女別に見ると6万円ほどの差があります。

特に女性の場合は、厚生年金を受け取れる場合でも老後の生活費として足りなくなることもあるかもしれません。

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執筆者
森重 由里子

学習院女子大学卒。卒業後は地方局のアナウンサーとして活躍。結婚、子育てを経て、未経験ながらも金融業界に転職。前職のオリックス生命保険では優秀な成績を収め、数々の賞を受賞。マネージャーに昇格後は部下の育成にも携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。