デリバリーの定着でさらなる業績拡大も
一方、新規材料がないためか、2020年春のコロナショックの前後を除いて日本マクドナルドホールディングスの株価は横ばいが続いています(図表1参照)。
2018年から19年末まで5,000円前後の値動きが続き、昨年3月のコロナショックでは4,500円を下回りました。
その後の反発によって6,000円を突破しましたが、2021年7月現在で再び5,000円前後を推移しています。
コロナで普及したデリバリーは定着すると見られ、手軽に頼める手段として今後も業績の拡大に貢献しそうです。
なお、日本マクドナルドでは2021年度の通期業績予想を売上高2,995億円(対前期比3.9%増)、営業利益320億円(同2.3%増)、最終利益204億円(同1.1%増)としており、しばらく好調は続くと見られます。
暑い夏でも食欲をそそる新・旨辛メニューを投入したマック。スパビー&スパチキも業績好調の継続に貢献するか注目です。
参考資料
山口 伸