逆に試乗車上がりの中古車の悪いところを挙げていきます。一つ目は「不特定多数の人が乗っている」こと、二つ目に「粗雑な扱いを受けている個体が多いこと」が挙げられます。

いくら新しくて割安感があるとはいえ、多くの人たちが乗った車を購入することになると衛生的にちょっと…と考える人もきっといることでしょう。

また、試乗車はその車の性能を確かめる人も一定数いるため、急加速や急ブレーキなどといった車にとってあまり良くない使い方をされている場合もあります。

いくら走行距離が短く年式が新しくても、酷使されている個体もあることを頭に入れておいたほうがいいでしょう。

あえて試乗車以外の中古車を選ぶ選択肢

年式が比較的新しい車を視野に入れるとなると、試乗車上がりが最有力候補となりますが、これを避けた場合にどういった車を選ぶべきなのかという点についても触れていきたいと思います。

この場合は、初年度登録から2年半~5年程度経過した「ワンオーナー車」を狙ってみるのもいいポイントです。近年の自動車保有年数は7年~9年と長期化が進んではいますが、初回車検や2回目の車検前に車を乗り換える層は一定数います。

特に最近は残クレ利用が増えてきているので、ワンオーナーの5年落ちの中古車が増えてきている印象を受けます。こういった車をピンポイントで狙うというのも一つの手法と言えます。

この時、できるだけ「修復歴なし(=大きな事故歴がない)」の車に絞って探すことを強くおすすめします。