ソフトバンクG大幅上昇、高値更新サイクルは2巡目に突入?

【東京株式市場】2016年12月14日

株式市場の振り返り-日経平均株価は“首の皮一枚”で7連騰、TOPIX高値更新ならず

2016年12月14日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,253円(+3円、+0.02%) 7日続伸
  • TOPIX 1,538.6(▲1.5、▲0.1%) 7日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 932.6(▲8.5、▲0.9%) 4日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:695、値下がり銘柄数:1,165、変わらず:136
  • 値上がり業種数:12、値下がり業種数:21

東証1部の出来高は20億4,511万株、売買代金は2兆5,448億円(概算)となり、いずれも前日より減少となりました。売買代金も連日で3兆円を割り込みましたが、商いの水準自体は決して低くはありません。日本時間の15日(木)未明にFOMCの結果が判明することを控えて、前日以上に模様眺めの動きが強まったようです。

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日経平均株価も前日終値を挟んだ攻防となりましたが、最後は僅かな上昇となりました。ほんの僅かとは言え、上昇を確保したことで、これで今年2回目の7連騰となっています。15日は今年初の8連騰にチャレンジしますが、FOMCの結果次第とも言えましょう。

一方、TOPIXは7日ぶりの下落となりました。基本的には日経平均株価と同じような値動きでしたが、14日の取引時間中も年初来高値更新は達成できませんでした。どうもTOPIXの高値更新には、超えられそうで超えられない大きな壁が立ち塞がっているような印象があります。

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東証マザーズ総合指数は4日ぶりの下落、手掛かり材料が見当たらず

東証マザーズの出来高は5,210万株、売買代金1,010億円となりました。いずれも前日より増加となり、売買代金も再び1,000億円超となっています。しかしながら、低水準の域を脱したとは言い難く、総合指数も4日ぶりの反落となってしまいました。

新興市場は、期待されたIPO銘柄(自動運転技術のZMP)の上場延期が発表されるなど、物色テーマの登場が大きく遅れています。何とか年内に起爆剤が欲しいところです。

空売りファンドの売り推奨になったSMCが再び急落、ソフトバンクGが高値更新

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が大幅上昇となり、一時は約2年ぶりに8,000円台を付けて、先週木曜日以来となる年初来高値を更新しました。また、スズキ(7269)や東芝(6502)も高値を付けており、高値更新サイクルが2巡目に入ったかの印象があります。

その他では、日本電産(6594)やブリヂストン(5108)が大きく値を上げました。

一方、前日に空売りファンドの標的にされたSMC(6273)が再び急落し、キーエンス(6861)や任天堂(7974)などの優良値嵩株に下落が目立ちました。また、三井不動産(8801)など不動産株も大幅下落で引けています。

新興市場では、そーせいグループ(4565)、CYBERDYNE(7779)、ミクシィ(2121)など時価総額の大きい主力銘柄が大幅下落となりました。また、前日にストップ高のアカツキ(3932)も大幅反落です。

一方、串カツ田中(3547)が久々に急騰しました。串カツ人気が見直されている可能性もあります。全体的には、新興市場らしいダイナミックな値動きは少なかったようです。

 

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。