代表取締役社長・古川氏が最近遊んでいるのは…
最後に代表取締役社長である古川俊太郎氏。「自社のタイトルはだいたいプレイしているのですが」と忙しい中でもゲームを楽しんでいることを明かしつつ、2020年6月発売の『世界のアソビ大全51』で花札を最近は楽しんでいるそう。任天堂最初の事業が1889年からの花札の製造だったことを知るツイッター民の中には「花札の古川さんが大好きになりました」「最後が花札で締めるの任天堂らしきて良き」など好感を持つ人も。
新旧のゲームを各々楽しむ取締役の皆さんの言葉に、ツイッターでは「これが任天堂の強さってヤツだな」「なんか、さすが任天堂って感じ」「経営者の鑑かよ」と称賛の声が寄せられていました。
好調のNintendo Switch、累計販売数は8459万台に
ここで任天堂にまつわる最近の数字を簡単に振り返ってみましょう。5月6日に公表された「2021年3月期 決算短信」によれば、2021年3月期(20年4月~21年3月)通期売上高は1兆7589億円で前期比34.4%増、営業利益は6406億円で前期比81.8%増、「親会社株主に帰属する当期純利益」は4803億円で85.7%増と絶好調。
主力ハードである『Nintendo Switch』の販売実績は、2021年3月期、全世界で2883万台と過去最高。2017年に発売されてからの販売台数はうなぎのぼりで累計が8459万台となりました。
今回の質疑応答からは、コロナ禍における巣ごもり需要の追い風だけではない、任天堂の“強さ”の根元を読み取ることができます。
参考資料
増田 雄三