堀場製作所、半導体を中心に販売が増加し増収増益 その受注動向を勘案し通期業績予想を上方修正

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2021年5月13日に行われた、株式会社堀場製作所2021年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社堀場製作所 常務取締役 管理本部長 大川昌男 氏

説明内容

大川昌男氏:本日はご参加ありがとうございます。常務取締役の大川です。それでは、2021年12月期第1四半期の決算説明を始めます。よろしくお願いいたします。

お手元に資料はダウンロードいただいているでしょうか。また、決算短信も併せてご覧ください。それでは始めさせていただきます。スライドをご覧ください。こちらは本日の説明内容です。

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2021年12月期 1-3月実績

2021年12月期第1四半期実績について説明します。連結決算業績は、半導体セグメントを中心に販売が増加し、売上高は485億円と、前年同期比8パーセントの増収です。営業利益は59億円と、同じく52パーセントの増益となりました。また、経常利益については58億円と、前年同期比51パーセントの増益です。親会社株主に帰属する四半期純利益については39億円と、前年同期比71パーセントの増益となりました。

2021年12月期 1-3月実績(セグメント別)

セグメント別の業績を説明します。自動車セグメントは、前年の受注が減少していたため、日本や欧州で販売が減少したことなどから、売上高は121億円と、前年同期比18パーセントの減収で、4億円の営業損失となりました。

環境・プロセスセグメントは、アジアにおいて煙道排ガス分析装置の販売が増加したことなどから、売上高は52億円と、前年同期比14パーセントの増収でした。営業利益は6億円と、前年同期比179パーセントの増益となりました。

医用セグメントは、米州など各地域で血球計数装置の販売が増加したことなどから、売上高は63億円と、前年同期比10パーセントの増収となりました。営業利益は1億円と、5パーセントの増益となりました。半導体セグメントは、半導体メーカーの設備投資拡大を背景に、半導体製造装置メーカーへの販売が増加したことなどから、売上高は184億円と、前年同期比33パーセントの増収となりました。営業利益は52億円と、前年同期比62パーセントの増益となりました。

科学セグメントは、企業などの研究開発費の緩やかな回復に伴い、販売が増加したことなどから、売上高は64億円と、前年同期比9パーセントの増収で、営業利益は2億円となりました。

2021年12月期 通期業績予想

2021年通期の業績予想については、半導体セグメントの受注動向を勘案し、売上高2,100億円、営業利益245億円、経常利益240億円、当期純利益160億円と、それぞれ上方修正しました。また、通期の為替の前提については、直近の為替動向を鑑み、1USドル108円、1ユーロ128円に変更しています。

2021年12月期 通期業績予想(セグメント別)

セグメントごとの売上高と営業利益予想について説明します。半導体セグメントにおいて、直近の受注動向などを勘案し、売上高で100億円、営業利益で45億円、上方修正しました。これにより半導体セグメントでは、売上高と営業利益で過去最高を更新する見通しです。

営業利益分析

前年同期と比較した、2021年第1四半期の営業利益増加の要因解析を、この表で示しています。2020年第1四半期と比較すると、売上高の増加などにより、粗利が15.1億円増加しました。また、その他販売管理費の減少などにより、経費が7.3億円減少しました。その結果、営業利益が20.4億円の増加となりました。

為替の影響額

為替の影響について説明します。第1四半期では前年同期と比べて、対USドルで円高、対ユーロで円安に推移しました。その結果、売上高において33.6億円の増収影響、営業利益において2億円の減益影響が発生しています。為替の1円円高による影響額は、USドルにおいては売上高が5.3億円、営業利益が2.6億円、ユーロでは売上高が3.2億円のマイナスを想定しています。

設備投資額・減価償却費・研究開発費

設備投資額、減価償却費、研究開発費については、前回より予想変更はありません。投資については、新型コロナウイルス感染症の影響などを考慮し、緊急度・優先度を精査しながら判断していきます。

株主還元政策

株主還元政策です。株主還元についての基本的な考え方は、「配当金と自社株式取得を合わせて、連結純利益の30パーセントを目処に実施していく」という方針を取っています。2021年の年間配当金については、当期の業績見通しを勘案し、通期の配当予想を1株あたり110円と、前回予想から20円の増額を予想しています。また、中間配当予想は1株あたり40円で、10円の増額を見込んでいます。

自動車の電動化とHORIBA

2021年第1四半期におけるトピックスをご紹介します。堀場はこれまで、自動車ビジネスを拡大・強化すべく、買収や投資を行ってきました。イギリスにあるホリバMIRA社はその1つで、広範な試験設備や高度なエンジニアリングサービスを有し、電動化をはじめとする次世代モビリティへの対応を進めています。

直近では、電気自動車の開発・製造を手掛ける新興メーカーの開発支援という領域で、ビジネスを拡大しています。イスラエルのEV関連新興企業、REEオートモーティブ社のプロジェクトが、その1つになります。

スライドの左側ですが、REE社をMIRAテクノロジーパークに誘致し、EVプラットフォームの開発とグローバルでの供給を目指すREE社の開発を、MIRA社が支援します。

スライドの右側をご覧ください。トルコのTOGG社の開発プロジェクトにも参加しています。TOGG社が進める、革新的なEV SUV車の研究・開発プロジェクトにおいて、MIRAの試験コースや設備を活用いただいています。堀場はエンジニアリングの側面からも、自動車の電動化に貢献していきます。

なでしこ銘柄・健康経営優良法人ホワイト500に選定

次のスライドをご覧ください。これまでとやや異なるトピックになりますが、昨年に引き続き、堀場が取り組んできた、ダイバーシティや従業員の健康を推進する活動が評価され、「なでしこ銘柄」「健康経営優良法人」に選定されました。「なでしこ銘柄」は3年連続、「健康経営優良法人ホワイト500」は5年連続の選定になります。今後も、よりよい職場環境の実現を目指した活動を推し進めていく予定です。

HORIBA Report 2020-2021発行

次のトピックは現在、鋭意作成中なのですが、堀場の統合報告書「HORIBA Report」の最新版についてお話しします。最新版はまもなく発行予定で、今年はHORIBAの多様性と個性について、みなさまにお伝えするための工夫を凝らしているつもりです。近日中にWebサイトにも掲載しますので、ぜひご一読いただければと思っています。以上で、私からの説明を終わりにいたします。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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