漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、元保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。

祭さんの日課といえば、ネズミさんたちに声をかける健康チェック(第68話参照)…ですが、それとは別に、毎食後、食べたご飯の量を確認するということもしています。

ある日のこと。祭さんがネズミさんたちのご飯の残りを確認すると、福くんのご飯がほとんど減っていないことに気がつきました。あわてて「福ちゃん、元気ないの?どうしたの?」と抱き上げてみたところ、足に血が!どうやらケガをしてしまっているようです。

「あの大食漢が食べないとは、かなり痛いんだな…。」

これは早めに受診したほうがいいと判断した祭さん、すぐに病院に行くことに。しかし、あいにく小明神さんの時にお世話になった病院は休診日。そこで、電車に乗って少し遠い別の病院に向かうことにしたのです。

ドーム状の窓付きのキャリーに福くんを入れ、部屋の外へ。駅へと向かい、電車に乗り込む祭さん。平日のためか、車内はとても空いており、すぐに座席も確保できて一安心。と、そこで福くんの様子を見てみると…?