「年金に頼らない老後」を迎えるためには

ここまでのデータをふまえ、ご自身の現在の生活費と比較して考えても国民年金や厚生年金だけに頼って生活することは難しいと感じられた人が多いのではないでしょうか。

「老後の生活費は、年金収入とは別に2000万円不足する」

そんなショッキングな内容で、ずいぶん話題となった「老後2000万円問題」がまだ記憶に新しい方もいらっしゃるでしょう。

まずは、現在の金融資産の状況を整理するとともに、日本年金機構から毎年誕生月に送付されてくる「ねんきん定期便」を確認されてみてはいかがでしょうか。

そうすれば、老後にいくら受け取ることができ、いまから備えるべき金額もイメージがつくでしょう。

またこれらをふまえ、年金に頼らない老後を迎えるためにも、必要に応じて資産運用を始めてみるのも一つの手段になると考えます。

公的な年金だけに頼らず、自助努力で資産を増やしていければ老後も安心ですよね。

資産運用には「長期・分散・積立」という3つのキーワードがあります。

貯蓄とは異なり、資産運用には元本保証はありません。そのため、集中的に投資をするのではなく、リスクを分散しながら積立を長期間で行えるかどうかがカギを握ります。

つまり、時間を味方にできれば、資産運用の結果も期待できる可能性が高まるといえるかもしれませんね。