FCVと水素エンジンは何が違う?

最近少しずつ知名度が上がってきたのが「水素」を燃料として走る車です。燃料電池を搭載したFCVや水素を燃料として走行する水素エンジン車があります。

FCVの原理はEVと同じですが、充電方法が異なります。燃料電池に水素やメタノールなどを使用し、搭載している燃料電池で発電した電気でモーターを動かします。

一方、水素エンジン車の場合、エンジンのつくりはガソリン車と似ていますが使っている燃料が水素ということでCO2を排出しないというところから究極のエコカーともいわれています。

最近、24時間の耐久レースをトヨタの水素エンジン車が完走したというニュースで話題となりましたが、実用化にはまだまだハードルがありそうです。

古い車に乗り続けることはエコなのか、という疑問

燃費のいい新しい車に買い替えることでCO2排出量を減らすという考え方がある一方で、古い車に乗り続けることがエコだという意見を見聞きすることもあるかと思います。

確かに古い車は燃費が悪くCO2排出量が多いかもしれないが、新しい車を作る際の工場稼働で排出されるCO2のほうがよっぽどエコじゃないという意見です。

日本の税制だと13年を超えた古い車は重課税され、買い替え促進をされますが、一台の車を長く乗り続けるということも物を大事にする視点からもいいことではないでしょうか。古い車の維持は部品がなくなったりする関係でかなり大変ではありますが…。

おわりに

エコカーといっても様々な種類があり、それぞれ特徴があります。一方で車を買い替えるということはコストも伴うことですので、燃費と維持費、購入価格を天秤にかけて十分に検討をする必要がありそうです。

宇野 源一